山口県商工労働部 商政課 電力対策班 水野久敬 主幹と対談 |
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太陽光発電 住民反対の声
◇豊島・説明会 景観や環境に影響懸念
2017年09月15日
豊島(土庄町)で予定されている太陽光発電所建設計画について、事業者が14日、初の住民説明会を豊島公民館で開いた。住民約150人が参加し、事業者は11月に着工、来年2月末に完成する計画を明らかにしたが、住民から「景観や環境に影響が出かねない」と反対意見が相次いだ。
事業者は広島市の「合同会社フォレストエナジー」と土庄町の「中栄石材」など。説明によると、島の南東部、唐櫃地区の約6000平方メートルに太陽光パネル3600枚を設置。発電出力は750キロ・ワットで、20年にわたって中国電力に売電する。隣接地に同規模の発電設備を設置することも検討しているという。
説明会では、住民から「美しい自然にパネルは似合わない」「洗浄時に汚水が出るのではないか」と批判や質問が相次いだ。事業者側は「人家や道路からパネルは見えない」「洗浄液は使わず、雨水と同じ」などと説明、今後も住民と協議していく姿勢を示した。
豊島自治連合会の三宅忠治会長は「豊島は40年以上産業廃棄物に苦しめられてきた。ソーラー事業が環境などに影響がないのか、大いに疑問だ」と話した。
四国経済産業局によると、事業者は2015年度に事業申請し、認定されており、同局は「法令上の問題はない」としている。
建設計画をめぐっては、浜田知事が、同局などに対し、事業者に住民説明会を開くように指導することを要望していた。
2017年09月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
・・・ 平成29年9月15日(金)、読売新聞 配信より