GW直前!沖縄、えびの高原…困惑のワケは |
2018年4月26日 20:11
いよいよ28日から始まるゴールデンウイーク。家族や友人と旅行に出かける人も多いのでは?しかし、この大型連休を前に心配や困惑が広がっているという。いったい、何が起きているのか。
◆“はしか”の流行で、不動の人気誇るあの観光地も…
見渡す限り広がる海の青さ。最大9連休となるゴールデンウイークまで、あと2日。過去最多の旅行者数を見込む中、海や山を目当てに毎年多くの人でにぎわうはずの観光地が、今年、観光客の減少に悩んでいる。
東京・渋谷区のMYメディカルクリニックでは、はしかの予防接種を受ける人が先週から急増しているという。多くの人が行き交うゴールデンウイークだが…。
笹倉渉院長「(予防接種を受けるのは)主に沖縄方面に行く人が多いですけど」
大型連休と重なる沖縄県でのはしかの流行。不動の人気を誇る観光地は、思わぬ影響を受けている。
海開き後は平日でもにぎわうという、あざまサンサンビーチでは、子ども向けのイベントを感染の拡大を防ぐため中止とした。
はしかの影響は、那覇市内のステーキ店「ステーキヒカル」にも。先月に比べ客数が2割ほど減少しているという。
亀谷匡副店長「今後、お客様の入りが少ないままであれば、仕込みの量を減らしたりを考えないといけないかな」
◆沖縄県も対応に追われる
観光に大打撃となるはしかの流行。沖縄県も対応に追われている。
沖縄県観光振興課・糸数勝課長「すべての経済活動が止まっているような、大混乱が起きているんじゃないかというイメージを持たれているのは、多少あるのかなと」
2週間で450件にのぼる、はしかへの問い合わせの中には、ひどく誤解した問い合わせも少なくないという。
沖縄県観光振興課・糸数勝課長「来客が最も期待できるゴールデンウイークの時期に発生したということは、我々としては非常に残念に思っています。正確な情報を発信していく。それを統一窓口から同じ情報を発信していくことが大事だと思っております」
県では、正しい知識を知らせるとともに、旅行者へ予防接種を呼びかける。
◆ハイキングなどで人気のえびの高原は…
一方“別の理由”で観光客が減少しているところも。壮大な山の麓にあるえびの高原は、ハイキングする人などでこの時期3万人が訪れる、宮崎県でも人気の観光地。しかし、今年は、約250年ぶりに霧島連山の硫黄山が噴火。周囲2キロの立ち入り規制が続き、高原は立ち入ることができない。
影響は、噴火口から5キロ離れて規制の範囲外にある温泉旅館にも及んでいる。噴火以降も通常通りに営業を続けているが──
白鳥温泉・岩本義一支配人「ちょっと足が遠のいてしまったというのが、今の現状であります」
連休中の宿泊予約が3割減。日帰りの利用客も半減しているという。
えびの市観光協会・横手周太事務局長「誤解されている方たちに、利用できますよというのを伝えながら、えびのは、えびの高原だけではありませんので、来ていただきたいなと思っています」
◆一方、“空の玄関口”では…
そして26日、“空の玄関口”成田空港には、カートに積み上げられた段ボール。そして、タグがついたままスーツケースが不自然に置かれたままになっている。周囲に持ち主は見当たらず。
26日、管理する警察の倉庫を訪ねてみると、大量のスーツケースが山積みの状態に。期限を過ぎたものを処分しても毎月増え続けているという。
警察は、ゴールデンウイークは空港の利用客が増えることもあり、引き取りを呼びかけている。
・・・ 2018年4月26日、NNN(Nippon News Network) 20:11 配信より
私のコメント : 2018年4月26日、大型連休と重なる沖縄県でのはしかの流行。不動の人気を誇る観光地は、思わぬ影響を受けている。えびの高原は、ハイキングする人などでこの時期3万人が訪れる、宮崎県でも人気の観光地。しかし、今年は、約250年ぶりに霧島連山の硫黄山が噴火。立ち入り規制が続き、高原は立ち入ることができない。影響は、噴火口から5キロ離れて規制の範囲外にある温泉旅館にも及んでいる。