秋田 NEWS WEB 知事・秋田市長 防衛相と会談 |
06月22日 21時12分 NHK NEWS WEB 配信より
新型迎撃ミサイルシステム、イージス・アショアの配備をめぐり、秋田県の佐竹知事と秋田市の穂積市長は22日夜、県庁で、小野寺防衛大臣と会談しました。佐竹知事は、「地元住民の声を一番大事にして進めなければ、地元行政として協力はできない」と述べ、住民が納得できるような説明を尽くすよう改めて求めました。小野寺防衛大臣は22日、イージス・アショアの配備先の候補地として検討している山口県を訪問したのに続いて、秋田を訪れて、午後5時半前には秋田市にある自衛隊の新屋演習場を視察しました。その後、県庁を訪れ、午後7時前からおよそ50分間、佐竹知事や秋田市の穂積市長らと会談しました。このなかで、佐竹知事は、「秋田市が最適な候補地なのか、住民の安全対策を具体的に講じることができるのか、住民が納得できる状況を作り出すことなしに強行するのは不本意だ」と述べました。その上で、佐竹知事は、「地元住民の声を一番大事にして進めなければ、地元行政として協力はできない」と述べ、住民が納得できるような説明を尽くすよう改めて求めました。これに対して、小野寺防衛大臣は、「きょう、新屋の演習場を見て、心配りが重要だと感じた。新屋演習場に配備できるのか、アメリカ軍の知見もいただきながら、警備上の問題や周辺への影響などすべてを考えて判断していく」と述べました。会談のあと、佐竹知事は、新屋演習場を候補地とした合理的な理由や、住民生活への影響を説明するよう求める質問状を小野寺防衛大臣に手渡しました。会談のあと、小野寺防衛大臣は、「きょうをもって理解を得られたとは思っていない。秋田県と秋田市からは質問状をもらったので、精査してなるべく早く答えることが必要だ。日本全体の防衛のためだとしても、地元、特に秋田市の皆さんの不安を払拭することが大切で、払拭できるよう、しっかり説明していきたい。不安がなくなるよう、極力努力したい」と述べました。その上で、小野寺防衛大臣は、「日本全体を守る上では2か所の設置が必要で、地域的に秋田の沿岸部を考えると、秋田の演習場が重要な候補地だ。これから、地質や電波の調査を進め、客観的なデータを含めて示すことが大事で、調査はまだ行っておらず、適地なのか、適地でないのかはまだ断言できない」と述べました。一方、佐竹知事は、会談のあと「まだ説明に納得はいっていない。今後の調査も踏まえて、万が一、事故が起きた場合にも被害が及ばない対応を具体的に提示できるのかなど、高いハードルをクリアしないかぎり、容認はしない」と述べました。また、穂積市長は、「事務方の進め方とは違って、小野寺大臣は、住民の思いをいくぶんは受け止めてくれたのかなという印象だ」と述べました。そのうえで、「どういう調査をするのかを示し信頼関係を作っていくのが基本だと思う。今後の調査の進め方やあり方をしっかりと監視していかなければならない」と述べました。
【県庁前では市民団体が配備反対訴える】
小野寺防衛大臣と秋田県の佐竹知事らの会談が行われた県庁の前には、イージス・アショアの配備に反対する地元の市民団体の人たちおよそ30人が集まりました。集まった人たちは、「イージス・アショアはいらない」とか、「配備を撤回せよ」と書かれた横断幕やプラカードを掲げ、「県民の安心を奪うな」などと訴えていました。新屋地区に住んでいる57歳の男性は、「これまでの防衛省の説明ではまったく納得できない。こうした状況で現地調査の手続きを進めるのは地元の感情を逆なでする行為だ」と話していました。
私のコメント : 平成30年6月22日、小野寺防衛大臣は、イージス・アショアの配備先の候補地として検討している山口県を訪問したのに続いて、秋田を訪れて、午後5時半前には秋田市にある自衛隊の新屋演習場を視察しました。その後、県庁を訪れ、午後7時前からおよそ50分間、佐竹知事や秋田市の穂積市長らと会談しました。佐竹知事は、「地元住民の声を一番大事にして進めなければ、地元行政として協力はできない」と述べ、宮城県選出 小野寺防衛大臣へ、秋田県 佐竹知事からは その風雪に耐える 求めがあった。
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山口 NEWS WEB アショア 防衛大臣が説明
06月22日 20時21分 NHK NEWS WEB 配信より
新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり小野寺防衛大臣が22日、県庁を訪れ「住民に不安があるのならばこれからも繰り返し説明をしていきたい」と述べ、今後も住民説明会を行う方針を明らかにしました。北朝鮮による弾道ミサイル攻撃に備えて、政府は地上配備型の新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を導入する方針で、配備先の候補地の一つとして、萩市にある自衛隊のむつみ演習場を検討しています。22日午後、小野寺防衛大臣が県庁を訪れ、村岡知事のほか、萩市の藤道市長や阿武町の花田町長に安全性などについて説明しました。この中で、村岡知事が「米朝首脳会談が開かれ、北朝鮮をめぐる情勢が変わるなか、弾道ミサイルの発射を想定した住民参加訓練も見合わされた。現状でイージス・アショアの配備の必要性はどうなのか」とただしました。これに対し小野寺防衛大臣は「弾道ミサイルが直ちに行われるがい然性が低いため、避難訓練については少し見合わせたが北朝鮮の脅威は変わっていない。整備には最低5年はかかるが、北朝鮮の政策変更は一瞬で変わってしまうため、配備の検討を進めている」と述べ、計画に理解を求めました。また、藤道市長や花田町長が住民から不安の声が上がっていると指摘すると、小野寺防衛大臣は、「住民に不安があるのならばこれからも繰り返し説明をしていきたい」として、今後も住民説明会を行う方針を明らかにしました。会談のあと村岡知事は「市長と町長、それに地元の住民がまだまだ理解が出来ている状況ではない。地元への説明を行い、住民の理解を得る努力をみせてもらいたい」と改めて丁寧で詳細な説明を求めました。また、首脳会談が行われるなど米朝関係に変化があるなかで配備計画について問われると、「弾道ミサイルのリスクは変わっていないという現時点での説明については理解できる。ただ、状況は変わることがあるので、必要性については確認していく必要がある」と述べました。また、自衛隊の演習場がある萩市の藤道健二市長は「市民への丁寧な説明がまだ十分ではない。むつみ演習場で実施する調査の内容や、入札公告の手続き、それに配備にともなう周辺住民への影響などをもう一度説明して頂きたい」と述べ、現地調査を行う業者が決まるまでに、改めて住民説明をして理解を得る努力をするよう求めました。また、阿武町の花田憲彦町長は防衛省がことし夏以降に行うとしている現地調査をめぐって、21日業者を募るための入札を公告したことに触れ「国が一つのレールに乗ったら、そのまま走っていくとの懸念がある。調査に着手してしまったら、信頼を取り返すことが難しいと思う」と述べ、調査を行う業者が決まるまでに地元に説明するよう求めました。また、町の上空を迎撃ミサイルが飛ぶ可能性に触れて「ミサイルが阿武町のほうに飛んでくることを危惧している。迎撃ミサイルの事故が起きる心配がある場合には、配備よしとはいえない」として事故の可能性について国に説明を求めていく姿勢を示しました。
私のコメント :平成30年6月22日、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり小野寺防衛大臣が、山口県庁を訪れ、「住民に不安があるのならばこれからも繰り返し説明をしていきたい」と述べ、宮城県でなく、秋田県、山口県にて、今後も、各県の住民へ、その説明会を行う方針と、固い意思表明を明らかにしました。
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陸上イージス 調査 知事、直前の公告に反発 きょう防衛相来県 /秋田
毎日新聞2018年6月22日 地方版 配信より
政府が秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備を検討している問題で、小野寺五典防衛相が22日来県し、佐竹敬久知事らと会談する。県などは、市街地に隣接する新屋演習場を最適候補地とすることなどについて防衛省側の説明が不十分としており、小野寺防衛相は配備の必要性について理解を求めるとみられる。しかし、同省東北防衛局は21日、新屋演習場の測量や地質などの調査を行うための業者選定の一般競争入札を公告。佐竹知事は「来県前日に公告するのは非常にデリカシーがなく、信頼性に欠く」と反発を強めている。小野寺防衛相は22日午後、秋田入りする予定。佐竹知事のほか、秋田市の穂積志市長や県議会の鶴田有司議長、同市議会の小林一夫議長も同席。会談は報道関係者に公開され、終了後、取材に応じる予定。この日の県議会総務企画委員会で現地調査の公告について報告した県の伊藤真人総務課長は「公告の時期はもう少し後でもよかった気がするが、調査しなければ住民への影響について正確なデータを示せない。防衛省の権限で着手するのは致し方ない」と述べた。文書による調査結果の開示を同省側に求める。開札は8月2日の予定。県と市は事前に、住民の不安を払拭(ふっしょく)してから調査に入るよう同省に申し入れており、同委員会では県議から「納得できないままどんどん手続きが取られることに不信感を抱く」との声が上がった。佐竹知事は報道関係者の取材に、このタイミングでの公告について「地元とわだかまりがある場合はもう一度説明してから(公告)したりするが、最初から決まったように公告するのは話し合いの余地がなく、非常に不愉快だ」と憤った。小野寺防衛相に抗議の意向を伝えるという。 穂積市長も「(公告が)住民説明会から4日後とは、いささか急過ぎると感じている」とのコメントを出した。また、政府が北朝鮮のミサイル発射に備えた住民避難訓練を中止する方針を固めた一方で、イージス・アショアの導入方針は変更しないことについて、佐竹知事は「政府全体がちぐはぐしており一貫性がない。強引に進めている印象だ」といぶかった。【山本康介、森口沙織】
私のコメント : 平成30年6月22日、政府が秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備を検討している問題で、小野寺五典防衛相が6月22日秋田県入りし、秋田県 佐竹敬久知事らと会談する。秋田県などは、秋田市街地に隣接する新屋演習場を最適候補地とすることなどについて防衛省側の説明が不十分としており、小野寺五典防衛相は、小野寺五典防衛相 地元選挙区 宮城県でなく、隣県にあたる 秋田県への配備の必要性について、宮城県 代表し、その理解を求めるとみられる。
防衛省 東北防衛局は6月21日、新屋演習場の測量や地質などの調査を行うための業者選定の一般競争入札を公告。秋田県 佐竹敬久知事は「来県前日に公告するのは非常にデリカシーがなく、信頼性に欠く」と反発を強めている。
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陸上イージス 現地調査の入札公告 業者向け、測量など 防衛局 /山口
毎日新聞2018年6月22日 地方版 配信より
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を、萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に配備する計画を巡り、防衛省中国四国防衛局は21日、今夏にも実施する現地適地調査の業者向け一般競争入札を公告した。公告したのは、空中写真や航空レーザーによる測量調査と、ボーリングや水文・水質調査を含む地質調査。7月2日まで業者の参加を受け付け、8月2日開札を予定している。同局は17~19日、萩と隣接する阿武町で住民説明会を開いたばかり。萩市の高橋博史副市長は「適地調査については詳細な説明を受けておらず、周辺環境への影響についても十分理解していない。現時点では調査の受け入れについて判断できない」とコメント。演習場に隣接する萩市羽月地区の城一(じょういち)育雄区長(52)は「住民に調査内容を事前説明してほしい。勝手に進められては困る」と話した。【遠藤雅彦、松田栄二郎】
私のコメント : 平成30年6月22日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を、萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に 配備を検討している問題で、小野寺五典防衛相が6月22日山口県入りし、村岡 嗣政山口県知事ら と会談する。小野寺五典防衛相は、山口県に来訪されたおりに、村岡 嗣政山口県知事に、小野寺五典防衛相 地元選挙区 宮城県でなく、安倍晋三首相の出身県にあたる 山口県への配備の必要性について、宮城県を代表され、村岡 嗣政 山口県知事へ、その理解を求めていくと思われる。
平成30年6月22日、防衛省中国四国防衛局は21日、今夏にも実施する現地適地調査の業者向け一般競争入札を公告した。 防衛省中国四国防衛局が、公告したのは、空中写真や航空レーザーによる測量調査と、ボーリングや水文・水質調査を含む地質調査。防衛省中国四国防衛局は17~19日、萩市と隣接する阿武町で住民説明会を開いたばかり。山口県 萩市の高橋博史副市長は「 適地調査については詳細な説明を受けておらず、周辺環境への影響についても十分理解していない。現時点では調査の受け入れについて判断できない 」とコメント。山口県 萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に隣接地 萩市羽月地区の城一育雄区長は「 住民に調査内容を事前説明してほしい。勝手に進められては困る 」と話している。
防衛省 東北防衛局は 6月21日、新屋演習場の測量や地質などの調査を行うための業者選定の一般競争入札を公告。小野寺五典防衛相が、6月22日 秋田県入りする予定で、秋田県 佐竹敬久知事からは、村岡 嗣政山口県知事との立場もかえ、「来県前日に公告するのは非常にデリカシーがなく、信頼性に欠く」と反発を強め、明確な 意思表示 されている。