本来は安倍首相支持なのに… 吉田博美参院幹事長、義理と人情の狭間で苦悩 |
2018/07/31 22:58 産経新聞 配信より
9月の自民党総裁選で、竹下派(平成研究会、55人)の参院側21人を束ねる吉田博美参院幹事長が、石破茂元幹事長の支持の取りまとめに動き出した。政治の師と仰ぐ青木幹雄元参院議員会長の要望を受けた判断だが、吉田氏は連続3選を狙う安倍晋三首相(総裁)の信頼も厚い。心情的には首相支持なのに「親分」を裏切れず、義理と人情の板挟みに苦悩している。(田中一世)
首相が勝利しても、引き続き安倍政権を支えていく-。31日朝、都内で開かれた竹下派参院幹部の会合で、総裁選の対応を一任された吉田氏はこういう意向を示したという。総裁選では石破氏を支持することになるが、首相との関係を変えたくない意向がにじむ。
吉田氏は半年以上にわたり「平成研は衆参結束して首相支持」という流れを作ろうと腐心した。それは青木氏対策でもあった。青木氏は「長老」が主導する派閥政治を嫌う首相とソリが合わなかったからだ。
参院側は今年1月、8年以上も同派会長を続けた額賀福志郎元財務相に、吉田氏を中心に集団離脱する構えまで見せて退任を要求。4月に竹下亘総務会長への交代を実現した。竹下会長の誕生を誰よりも望んでいたのが青木氏だった。竹下登元首相の秘書として仕えた経緯から「兄貴が作った派閥だから弟に会長をやらせたい」と語っていた。
吉田氏はさらに、先の通常国会で、参院定数を6増し、比例代表に「特定枠」を導入する改正公職選挙法の成立にこだわった。
青木氏は、選挙区の合区の導入に強い危機感を抱いていた。長男の一彦参院議員の地盤である島根選挙区が、前回の参院選で鳥取と合区になったことが背景にある。吉田氏は青木氏に「安倍首相の協力なくしてあの選挙制度改革はできなかった」と伝えた。
それでも、青木氏は翻意しなかった。石破氏は、青木氏が首相に不満を持つのを推し量るかのように、昨年から都内の同氏の事務所をたびたび訪問。党内で首相への対抗軸が欲しかった青木氏は石破氏との関係を深めていった。
青木氏は通常国会閉幕後の7月25日、吉田氏に「参院側は石破氏を支持してほしい」と伝えた。吉田氏は「竹下会長ときちんと話をしなければならない」と即答を避けたが、青木氏の考えは変わらないと確信し、参院竹下派を石破氏支持で固める方針を決めた。
首相は、参院自民党の運営全般を吉田氏に任せてきた。通常国会では改正公選法の成立を認め、国会会期の延長をめぐっては、学校法人「森友学園」「加計学園」などの問題から短期間を望んでいたが、吉田氏が求めた32日間の大幅延長を受け入れた。昨夏の内閣改造では吉田氏が推す参院議員2人を入閣させた。
吉田氏も、首相が苦境に立つたびに参院として「首相を支える」と表明してきたが、最近は周囲にこんな思いを漏らした。
「親分を裏切ったら、一生人を裏切る人間とみられる。心情的には安倍首相を支持したいが、私にはできない」
私のコメント :平成30年8月1日、9月の自民党総裁選で、竹下派(平成研究会、55人)を束ねる吉田博美参院幹事長が、石破茂元幹事長の支持の取りまとめに動き出した。青木幹雄元参院議員会長の要望を受けた判断。吉田博美参院幹事長、「親分を裏切ったら、一生人を裏切る人間とみられる。心情的には安倍首相を支持したいが、私にはできない」
両陛下が北海道入り…式典出席や利尻島訪問へ
2018年08月03日 13時51分、読売新聞 配信より
天皇、皇后両陛下は3日午後、東京・羽田からの民間の特別機で北海道入りされた。「北海道150年記念式典」に合わせた訪問で、2泊3日の日程。陛下の北海道訪問は即位後9回目で、お二人では8回目となり、離島に住む人々に思いを寄せてきた両陛下は、利尻島にも初めて足を運ばれる。新千歳空港に到着した両陛下は、北広島市に移動し、障害者らが働く農園で作業の様子を視察される。4日は札幌市から日帰りで利尻島を訪れ、島特産のウニの育成施設を視察。島内を1周し、景勝地の「オタトマリ沼」から利尻山を眺めるほか、道北を望む海岸を散策される。陛下は島々への旅を天皇の象徴的行為として大切にされてきた。利尻島は今年3月の沖縄県与那国島に続き、1959年の結婚後、55島目。在位中最後の離島訪問になるとみられる。両陛下は5日の式典出席後、帰京される。
私のコメント :平成30年8月3日、天皇、皇后両陛下は3日午後、東京・羽田からの民間の特別機で北海道入りされた。「北海道150年記念式典」に合わせた訪問で、2泊3日の日程。陛下の北海道訪問は 即位後9回目、両陛下は、利尻島にも初めて足を運ばれる。
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両陛下の車列が停車 天皇旗とポールを結ぶひもが切れる
2018/08/03 21:58 、朝日新聞 配信より
3日午後4時半ごろ、天皇、皇后両陛下の乗る御料車が札幌市の高速道路を走行中、車に付けられた天皇旗とポールを結ぶひもが切れる事案があった。御料車を含む車列が2分ほど停車し、予備の天皇旗に交換した。このように車列が止まることは珍しいという。宮内庁によると、天皇旗はポールに2本のひもで付けられていたが、上のひもが切れた。摩擦で切れた可能性があるという。(島康彦)
私のコメント : 平成30年8月3日、天皇、皇后両陛下の乗る御料車が札幌市の高速道路を走行中、車に付けられた天皇旗とポールを結ぶひもが、3日午後4時半ごろ、切れる事案があった。御料車を含む車列が2分ほど停車し、予備の天皇旗に交換した。摩擦で切れた可能性があるという。