絵巻物:修復に皇后さま蚕の絹糸使用 三の丸尚蔵館で公開 |
2018/08/18 10:36 毎日新聞 配信より
鎌倉時代を代表する絵巻物「春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)」の修復が終わり、皇居・東御苑の宮内庁三の丸尚蔵館で18日、公開が始まった。皇后さまが皇居内で育てられた蚕から採った絹糸が修復に使われた。
絵巻物は、春日大社(奈良市)の伝承などが描かれ、明治初期に皇室に納められた。制作から約700年経過し、劣化が進んだため、13年かけて修復作業が行われた。
絵巻物をとじるひもと表紙の復元に使われた絹糸は、皇后さまが飼育した日本古来種の蚕「小石丸」から採れたものが用いられた。繊細な糸が文化財の修復に適しており、正倉院(同市)の宝物の復元にも使われている。
全20巻のうち15巻について、10月21日までの期間中、入れ替えながら展示する。入館無料。休館日は原則月・金曜。詳細はテレホンサービス(03・5208・1063)。【稲垣衆史】
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私のコメント : 平成30年8月18日、鎌倉時代を代表する絵巻物「春日権現験記絵」の修復が終わり、皇居・東御苑の宮内庁三の丸尚蔵館で18日、公開が始まった。春日権現験記絵巻物 修復には、皇后さま蚕の絹糸使用されている。