復興へ...恒例の食フェス開幕 北海道地震で延期 |
9/15(土) 18:20配信最終更新:9/15(土) 22:44 フジテレビ系(FNN) 配信より
3連休を迎えた15日、北海道の被災地では、地震のため開催が延期されていた秋恒例のイベントが、8日遅れで開幕した。
厳しい環境の中でも、北海道に活気を取り戻そうとする1日を追った。
札幌市の大通公園で開幕した、「さっぽろオータムフェスト」。
北海道各地から、旬の食材が一堂に会したこのイベントは、9月7日に開催予定だったが、前日の6日に起きた地震のために延期され、8日遅れでの開幕となった。
北海道・古平町から出店した店では、地元産のヒメマスなどを提供していた。
店員は「開催できるかどうかも危うかったので、すごく不安でしたけど、こうやってお客さんに来ていただいて、すごくうれしい」、「(例年の)7~8割だと思う。予想してなかった」と話した。
例年は、200万人が訪れるこのイベント。
地震から、まもない中で、不安を抱えながらの開催となったが、来場者には被災者の姿も見られた。
女性は、「普段は気持ちが心配な面もあるが、こういうの(イベント)があると、ちょっと一瞬でもほっとできるかな」と話した。
しかし、にぎやかなイベントの舞台裏では、地震の影響が色濃く表れていた。
2018年のオータムフェストは、例年とは違い、各エリアごとに設置されている自家発電機によって、イベントの電力がまかなわれているという。
今回の地震で、一時、2割の節電目標が求められた北海道。
「さっぽろオータムフェスト」の会場となった大通公園も例外ではなく、観光名所の時計塔も、一部消灯を余儀なくされた。
こうした中、15日のイベントでは、23台の自家発電がフル稼働して、必要な電力を補った。
オータムフェスト実行委員会・山上一心さんは「電力状況が見えない中、疲弊した観光状況を打開する意味もあって、札幌元気ですと、北海道おいしいものたくさんありますということで、観光の落ち込んでいる部分に対して、アピールしたい」と話した。
15日現在、避難者数は1,348人、断水は3,379戸にのぼっており、復旧に向けた道のりはこれからも続く。
(北海道文化放送)
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私のコメント : 平成30年9月16日、北海道地震で延期されていた「さっぽろオータムフェスト」が、札幌市 大通公園で開幕。しかし、にぎやかなイベントの舞台裏では、地震の影響が色濃く表れていた。2018年のオータムフェストは、例年とは違い、各エリアごとに設置されている自家発電機によって、イベントの電力がまかなわれているという。