本庶氏「オプジーボ研究、貢献ない」 小野薬品社長困惑 |
2018年11月11日 朝刊、東京新聞 配信より
小野薬品工業の相良暁社長=写真=は十日、共同通信のインタビューに応じ、本庶佑京都大特別教授のノーベル医学生理学賞の受賞決定で同社のがん治療薬「オプジーボ」が注目されたことについて「世の中の役に立つと認められた。一緒に研究できた巡り合わせに感謝する」と語った。ただ本庶氏が「小野薬品は研究に貢献していない」などと発言していることには「戸惑いを感じる」と述べた。
小野薬品は一九八〇年代から本庶氏の研究室に社員を出向させるなどしており、免疫療法でがんは治療できないとみられていた時期から協力関係を構築。二〇一四年にオプジーボを発売し、がん治療法に新たな道を開いた。
しかし本庶氏は、十月のノーベル賞受賞決定後の記者会見で「小野薬品は研究に関しては全く貢献していない」などと発言。その後も、国内の製薬会社は「資本力が弱い」「決断するまでに時間がかかる」と批判し、製薬業界に波紋を広げている。
これに対し、相良社長は「研究の成果を実用化するのが主な事業者の役割だが、(小野薬品は)基礎研究段階でも一定の貢献はしている」と指摘した。
オプジーボは胃がんなどへの適用拡大で販売が伸びており、一八年九月中間連結決算で純利益が過去最高となるなど小野薬品の業績を押し上げている。
私のコメント : 平成30年12月9日、ノーベル医学生理学賞を受賞する本庶佑・京都大特別教授は7日午後(日本時間同日夜)、ストックホルムのカロリンスカ研究所で「獲得免疫の驚くべき幸運」と題して記念講演し、「小野薬品は研究に関しては全く貢献していない」などと発言の後も、日本国内の製薬会社は「資本力が弱い」「決断するまでに時間がかかる」と批判され続け、製薬業界に波紋を広げているという内容があり、今回のカロリンスカ研究所 記念講演において、自らの研究成果による免疫療法が「がん治療に革命を起こした」と強調をされた。本庶佑・京都大特別教授は10月の受賞決定後、ノーベルウイークの一連の行事で、この講演を「自分にとって一番重要」と位置付けていた。
...............................................
「がん治療革命起こした」 ノーベル賞 本庶さん記念講演
2018年12月8日 朝刊 東京新聞 配信より
【ストックホルム=沢田千秋】ノーベル医学生理学賞を受賞する本庶佑(ほんじょたすく)・京都大特別教授(76)は七日午後(日本時間同日夜)、ストックホルムのカロリンスカ研究所で「獲得免疫の驚くべき幸運」と題して記念講演し、自らの研究成果による新たな免疫療法が「がん治療に革命を起こした」と強調した。
本庶さんは約一時間にわたる講演で、両親や研究仲間の写真をスライドに映し出しながら、自らの研究の歴史を紹介。がんが免疫の働きを抑える仕組みの発見を基に新薬オプジーボの治験が始まった後、「末期がん患者の20~30%に有効という報告があり、米紙ウォールストリート・ジャーナルも一面で紹介してくれた」などと語った。
一方で、今後の課題にも言及。オプジーボについて「効く人と効かない人がなぜいるのか。症状は個人によって全く異なる」と、研究を積み重ねる必要性を指摘した。その上で「二〇二〇年までには半分、はっきりとは言えないが、三〇年までには、大部分のがんが免疫療法で治療されるかもしれない。そして、年配の人は特に、成長しないがんと共存する道が開けるかもしれない」と強調。
「私は、がんにおけるペニシリンを発見したと評価された。それが本当だと望みたい」と述べ、研究に携わった仲間らに感謝した。
本庶さんは十月の受賞決定後、ノーベルウイークの一連の行事で、この講演を「自分にとって一番重要」と位置付けていた。





















































