案里氏、政治家の歩み一転窮地 後継探しの動きも |
3/25(水) 7:30配信 中国新聞デジタル
河井案里氏の主な経歴や周辺の動き
昨年7月の参院選広島選挙区を巡る公選法違反(買収)事件で、自民党の河井案里氏(参院広島)が政治生命の危機に陥った。公設秘書の立道浩容疑者(54)ら2人が24日、広島地検に起訴され、連座制適用による失職が現実味を帯びる。広島県議として政治家の一歩を踏み出してから17年。首相官邸の強力な支援で国政進出を果たしたのもつかの間、既に県政界は後継探しに走り始めている。
【図解】車上運動員に違法報酬が渡った構図
「日本のために安倍総理と共に歩んでいきます」。昨年7月14日、参院選の戦いが中盤に入った広島市中心部の街頭。案里氏は周囲を埋めた聴衆を前に、応援に駆け付けた安倍晋三首相のそばで声をからした。
▽官邸が後ろ盾
数分間の演説で7回「総理」の言葉を叫び、首相官邸の後ろ盾を感じさせた。党本部からの物心両面の支援もあり、ベテランの党現職、溝手顕正氏を押しのけて初当選を飾った。
華々しく広島選挙区から参院議員として国政に歩み出た案里氏は宮崎県の出身だ。大学院修了後に勤めた現科学技術振興機構の上司の紹介で、衆院落選中だった河井克行前法相と知り合った。2001年の結婚を機に広島へ転居。29歳の03年、克行氏の地盤である安佐南区選挙区から県議選に出て初当選した。
「知事、男らしくなさいよ」。06年3月の県議会予算特別委員会では、自身の後援会の政治資金不正事件を抱えた故藤田雄山知事に辞任を迫った。09年11月の知事選には「日本を変える広島県をつくる」と自民党を離党して挑んだが、湯崎英彦氏にダブルスコアで惨敗。その湯崎知事にも論戦を挑み続け、県庁内では注目を集める存在だった。
▽たびたび批判
自民党を離れていた10年には、国民新党から参院選広島選挙区への立候補を模索した。県議に返り咲いた後の12年には、橋下徹大阪市長が率いた地域政党「大阪維新の会」の政治塾に参加。党派の枠を超えた動きに、自民党県議からはたびたび批判の声が出た。
改選2議席の独占を狙った自民党本部の強硬姿勢を背景に立候補が決まった昨年の参院選広島選挙区。支援を期待した党県議の多くが溝手氏に付く中、案里氏は公示2カ月前から連日のように街頭に立った。大雨の中マイクを持つ姿に、党県議の1人は「あれほど努力する候補者は見たことがない」。ひたむきさに期待した有権者は少なくない。
当選後、車上運動員に法定上限を超える報酬を払った疑惑が浮上した。これまでの言動とは裏腹に、説明責任を果たしていないとして、党県連幹部らは案里氏を冷ややかに見つめた。失職や辞職による参院広島選挙区補選を見越し、水面下では意中の人物に立候補の意向を確認する動きすら出ている。
補選は最短でも10月8日告示、25日投開票のスケジュール。参院選を巡る「1票の格差」訴訟などの行方次第で来年以降にずれ込む可能性がある。「これだけ世間を騒がせた選挙区の補選はいや応なしに注目される。着々と備えを進める」と党県連幹部は明言する。案里氏の胸中をさしおき、外堀は埋まっていく。
中国新聞社
【関連記事】
案里氏秘書ら2人起訴 広島地検「百日裁判」申し立て、連座制適用なら失職
克行氏の秘書、耐えかね次々去る 買収招いた人員不足の背景か
「私なら辞職」非難の矛先がブーメランに
河井氏の後継探る自民 立民、広島3区にライアン氏擁立
克行氏の衆院選でも「倍額報酬」 複数の陣営関係者が証言
最終更新:3/25(水) 7:53 中国新聞デジタル
私のコメント : 令和2年3月25日、昨年7月の 参院選 広島選挙区を巡る公選法違反(買収)事件で、自民党の河井案里氏(参院広島)が政治生命の危機に陥った。公設秘書の立道浩容疑者(54)ら2人が24日、広島地検に起訴され、広島県議として政治家の一歩を踏み出してから17年。首相官邸の強力な支援で国政進出を果たしたのもつかの間、既に 広島県の政界による、その後継探しが、走り始めている。












































