皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」…女性皇族はティアラ控えられる
「新年祝賀の儀」に臨まれる天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻ら(1日、宮殿・松の間で)=代表撮影
天皇、皇后両陛下が、皇族方や三権の長らから新年のあいさつを受けられる国事行為の「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿で行われた。今年は、新型コロナウイルスの感染対策のため、規模を縮小して実施された。 【動画】佳子さま 26歳に 儀式に先立ち、天皇陛下は早朝、皇居・宮中三殿で、年始の祭祀(さいし)「四方拝(しほうはい)」に臨まれた。両陛下は午前10時頃から、秋篠宮ご夫妻ら計12人の皇族方からあいさつを受けられた。その後、菅首相ら三権の長、閣僚、駐日外国大使らからの祝賀を受け、天皇陛下は、「新しい年をともに祝うことを誠にうれしく思います。年頭に当たり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と応じられた。
昨年は758人が出席したが、今年は感染対策のため、配偶者や国会議員の出席を大幅に絞り、出席者は230人となった。また、マスクの着用や部屋の換気も徹底して行われた。皇后さまはじめ女性皇族は、コロナ禍で多くの国民が苦労していることを考慮し、ティアラの着用を控えられた。