宮城県沖で1日午前に発生した最大震度5強の地震について、気象庁は陸側のプレート(岩板)と、その下に沈み込む海側のプレートとの境界部で起きたと発表した。地盤が東西から押されて上下にずれる「逆断層型」とみられるという。
地震の規模はマグニチュード(M)6・8、震源の深さは51キロ・メートル。3月20日にも約40キロ・メートル北側の海域で最大震度5強の地震(M6・9、震源の深さ59キロ・メートル)が発生するなど、周辺では地震が相次いでいる。
記者会見した気象庁の束田進也・地震津波監視課長は、「地震の規模からすると、津波はギリギリ起きなかったと考えている。震源が深かったことも影響したのだろう」と述べた。
東京大地震研究所の古村孝志教授(地震学)によると、宮城県沖ではM7以上の地震の発生が想定されており、「今回は想定震源域の中程で起きた地震で、3月の余震とみることもできる」と分析する。10年前の東日本大震災以降、周辺では地震が活発な状態が今も続いているとし、「より大規模で津波を伴う地震が今後起きる恐れもある」としている。
東北大の遠田晋次教授(地震学)は、「震源が陸域に近かったため、沿岸部を中心に強い揺れに見舞われた」と指摘。「強い揺れを繰り返し受けて、建物が少しずつダメージを受けている可能性もある。もう一度、身の回りの地震対策に注意を払ってほしい」と呼びかけている。




