山口市で、新型コロナで延期された成人式が、きょう、4か月近く遅れて開催されました。
山口市の呉服店には、成人式に参加する人たちが次々と訪れました。
きょう1日で、150人ほどの予約があります。
検温や消毒の対策はもちろん、密を避けるため、母親など付き添いの人も店に入れないようにしました。
ふじもと・藤本利明社長「(成人式が行われて)ほっとした。できるだけ家族の絆を思う1日にしてもらったらうれしい、という気持ちでいっぱい」
感染拡大を受けて、レンタルを予約していた県外の30人以上がキャンセルしました。
この店では、新成人を支援しようとキャンセル料を半額にしたため、売り上げにも影響が出たといいます。
4か月遅れで迎えた「ハレの日」。新成人「(晴れ着を)やっと着られた。(成人式が)できてよかった」「友達と久しぶりに会って写真を撮ったり、あとはおじいちゃんとかおばあちゃんに振り袖を見せに行きたい」例年とは異なる成人式ですが、節目に、思うことは変わらないようです。
新成人「20年間ありがとうございました、と心から伝えたい」「生まれたときは小さかったけど、しっかり大きく育ってくれて、とてもうれしい。しっかり自分の力で生きていけるような大人になってほしい」
振り袖には、長い袖が揺れることで災いを転じて福を呼び込む、という親の願いが込められているとされます。
そんな親の願いを受け止めた新成人は、新たな1歩を踏み出しました。
山口市の成人式は、午前と午後の2回に分けて行われました。
今年の新成人は、2000年から2001年の、20世紀と21世紀をまたいだころの生まれです。
渡辺純忠・市長は「新しい時代を生きる新成人に、困難を打ち破る力をつけてほしい」と激励しました。
市によりますと、式典に出席を申し込んだのは1159人で、感染拡大地域に住む新成人が辞退したことなどもあり、出席は例年の6割程度でした。
新成人代表・渡邉かれんさん「強い意志と勇気を持ち、目標に向かって挑戦していきたい」式典を終えた新成人たちは、久しぶりに会った友人や家族らと記念写真を撮るなどして、新たな門出を祝っていました。
新成人「迷惑かけた親に感謝して、しっかり親孝行していきたい」「不安な世の中だけど、自分の力が少しでも世の中のために役に立てばいいな、と思った」「自分の力で、まだ道を切り開くことができていないので、これからはひとりでなんとか乗り切れるることができたらいいと思う」
式典は感染対策として1時間あまり短縮されましたが、会場の外に新成人らがとどまり、一部では「密」な状態となりました。
市では、式典後の同窓会や飲食などの自粛も呼びかけました。