山口「選挙区1減」でどうなる?…衆参補選 自民党4勝1敗で“解散”今後の焦点に/衆参5補選、岸田政権の「中間評価」 自民勝ち越しで勢い 立民は深刻な全敗 |
衆参5補選、岸田政権の「中間評価」 自民勝ち越しで勢い 立民は深刻な全敗
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衆参5補選、岸田政権の「中間評価」 自民勝ち越しで勢い 立民は深刻な全敗(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
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岸田文雄首相の「解散戦略」が注目されている。政権の「中間評価」に位置付けられる統一地方選・後半戦と衆参5補選が23日投開票されたが、衆参5補選で「4勝1敗」と勝ち越したのだ。来月広島で開催されるG7(先進7カ国)首脳会議後に、衆院解散に踏み切る可能性が指摘されるが、立憲民主党の小西洋之参院議員による「サル・蛮族」発言などの〝敵失〟もあり、接戦を制した面もある。日本維新の会の躍進も気になるところだ。永田町では、安倍晋三元首相の1周忌(7月8日)を挟んだ選挙日程で、「弔い合戦」を演出する策もささやかれる。岸田首相は今夏、「伝家の宝刀」を抜くのか。
「いい結果を出した。安全保障、少子化といった課題に一つ一つ向き合い、国民の期待に応えなければならない」 自民党の茂木敏充幹事長は24日未明、党本部で記者団にこう語った。 衆参5補選は、自民党がもともと有していた3議席を上回る4議席(衆院千葉5区、山口2区、山口4区、参院大分選挙区)を確保し、「岸田政権に追い風だ」(党ベテラン)との声があがっている。 特に、衆院千葉5区は、「政治とカネ」の問題で自民党現職が辞職したことによる補選で、野党各党は「政権の緩み」を厳しく追及した。 ところが、自民党新人で元国連職員の英利アルフィヤ氏(34)が、立憲民主党が擁立した元千葉県議の矢崎堅太郎氏(55)ら野党候補を破った。 公示直前、千葉県選出の立憲民主党の小西議員による「サル・蛮族」発言や、「報道機関への恫喝(どうかつ)」問題が発覚した。小西氏の謝罪や、立憲民主党の処分について、他の野党からも批判が噴出した。自民党新人の辛勝につながった可能性もありそうだ。 野党系現職が大分県知事選に出馬するため辞職し、自民党新人と、立憲民主党元職の一騎打ちとなった参院大分補選も見ものだった。 大分は、旧社会党委員長の村山富市元首相の地元で、「社会党王国」と言われた基盤があった。だが、自民党新人で、東京・銀座で飲食店を経営する白坂亜紀氏(56)が大激戦の末、元社民党党首で立憲民主党の吉田忠智氏(67)を、何と341票差でかわした。 ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「立憲民主党は、千葉5区で候補が乱立して一体的な戦いができなかった。大分では、与野党の一騎打ちでも敗れたかたちで、いわば〝全敗〟だ。大打撃で、野党共闘にも深い影を落とすだろう」と語る。 一方、衆院和歌山1区では、自民党元職の門博文氏(57)が、日本維新の会の新人、元和歌山市議の林佑美氏(41)に敗れた。和歌山県は自民党の重鎮、二階俊博元幹事長のおひざ元である。岸田首相も複数回選挙区入りし、爆発物を投げ込まれる事件もあったが、6000票以上の大差を付けられた。
■自民党内ガバナンスに懸念 日本維新の会は、統一地方選・前半戦(9日投開票)の、大阪府知事、大阪市長の「ダブル選」で圧勝したうえ、奈良県知事選で公認候補が当選した。この勢いが、和歌山にも広がったことになる。維新は目標に掲げていた「地方議員600人以上」も達成した。 鈴木氏は「和歌山1区は、自民党内対立で候補者調整が難航し、しこりが残ったまま選挙戦に突入した。党中央は最後まで本気で候補者調整を図った形跡がない。党内ガバナンスの危機的実態が改めて突き付けられた。安倍政権、菅義偉政権では考えられなかった事態だ。日本維新の会の躍進は、有権者が『自民党以外、立憲民主党以外の選択肢』として選んだ」と語る。 こうしたなか、岸田首相が5月の広島G7首脳会議後、6月21日に会期末を迎える今国会中に解散に踏み切るのかが焦点となる。報道各社の内閣支持率も回復傾向に転じている。 永田町の一部では、「6月21日解散、7月23日投開票」というスケジュールもささやかれている。安倍元首相の一周忌を挟んで、事実上の「弔い合戦」をアピールすることができるというものだ。 ただ、鈴木氏は次のように厳しく分析する。 「自民党が勝利した衆院山口4区では、安倍元首相に近い勢力が選挙戦に力を入れる一方、岸田派の林芳正外相に近い勢力は深く関与しなかったとされる。選挙区改編もあり、自民党内で複雑な駆け引きが続く。岸田首相、茂木幹事長の『調整能力の欠如』は、次の解散・総選挙に響いてくる。ガバナンスへの懸念から、党内で早期の解散を歓迎しない雰囲気が高まるのではないか。ただ、『解散風』は党中央の求心力を高める。岸田首相側は、この風を吹かしながら、来年9月の自民総裁選での再選をにらみ、主導権を握りつつ、慎重に時期を見極めるはずだ」
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