南海トラフ臨時情報「調査終了」ってどういうこと?巨大地震はもう起きないの?今、何すべき??防災士解説 |
南海トラフ臨時情報「調査終了」ってどういうこと?巨大地震はもう起きないの?今、何すべき??防災士解説
気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
1/14(火) 7:27
南海トラフ臨時情報「調査終了」ってどういうこと?巨大地震はもう起きないの?今、何すべき??防災士解説(植松愛実) - エキスパート - Yahoo!ニュース 配信より
南海トラフ巨大地震の想定震源域(気象庁HPを元に作成)。
13日21時19分に、宮崎県で震度5弱を観測する地震があり、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を出して専門家による検討会を開きましたが、結果として「調査終了」と発表しました。
去年2024年8月には同じような状況で「巨大地震注意」という情報が発表され、各地でさまざまな影響が出たわけですが、そのときと何が違うのでしょうか?地震が発生する確率は下がったのでしょうか…??
なぜ今回、「巨大地震注意」が出なかったのか、そして本当に巨大地震が起きる確率は下がったのか、今すべき対策とともに防災士が解説します。
そもそも「臨時情報」とか「巨大地震注意」って何?

南海トラフで起きる巨大地震について、気象庁ではもともと「このあたりが想定される震源域」というエリアを決めています。
そして、そのエリア内で大きな地震が起きるなどしたら、「続けてエリア内の他の場所でも大きな地震が起きるかも」と考えて、とりあえず大急ぎで「臨時情報」を出して検討会を開くことにしているのです。
検討が終わると、「巨大地震警戒」と「巨大地震注意」と「調査終了」の3種類のうち、どれかの情報が出されることになります。
避難が必要なくらい切迫した状況のときは「巨大地震警戒」、そこまでいかないけど普段より備えをしっかりしたいときは「巨大地震注意」、普段通りの備えでよさそうな場合は「調査終了」です。
今回なぜ「巨大地震注意」は出なかったの?

13日夜の宮崎県沖の地震の際、結果的に「巨大地震注意」が出なかったのは、「検討してみた結果、宮崎県沖の地震が思ったより小さかった」ためです。
というのも前述の通り、南海トラフ地震の震源域で大きな地震が起きた場合は、もしかしたら急を要する事態かもしれないため、"とりあえず大急ぎで"臨時情報を出して検討会を始める必要があります。
そのため、「じっくり計算しなくても簡単に出せるマグニチュード」が6.8以上であれば問答無用で検討会を開きます(今回の場合は6.9)。ちなみに、この簡単なマグニチュードは地震発生後すぐに計算できるため、津波警報・注意報を出すのにも使われています。
一方、実際に検討をする際は、簡単なマグニチュードではなく「計算に時間がかかるけど大きな地震の規模が正しくわかるマグニチュード」を使います(専門的にはモーメントマグニチュードと言います)。
そして「時間のかかるマグニチュード」が7.0以上だったら「巨大地震注意」や「巨大地震警戒」を出すわけですが、今回はそれが6.7だとわかったので、「調査終了」となったのです。
ちなみに6.7と7.0だとほとんど変わらないように感じるかもしれませんが、地震のエネルギーとしては3倍ほど違います。
巨大地震の起きる確率は下がったの?
もともと南海トラフの巨大地震は、「今後30年以内に70~80%の確率で起きる」と考えられています。
今回のことでその確率が「70~80%」より下がったかというと…、実はそうではありません。依然、「70~80%」のままです。
というのも、「巨大地震注意」などの情報は「70~80%」より上がったときに出される情報であって、今回それが出なかったということは「確率が上がらなかった」というだけのこと。
つまり、巨大地震の発生確率は上がっても下がってもおらず、「70~80%」のままです。
なお、これとは関係なく、宮崎県沖では今後1週間程度、最大震度5弱程度の地震が発生しやすい状況になっているため、宮崎県とその周辺では今後1週間程度はいつもより周りの様子に注意をして過ごしてください。
今、何をすべき?

そもそも、南海トラフ地震は「前兆がある"ときもある"」というだけの話で、必ず何か前兆があるわけではありませんし、実際のところ前兆なしに起きることの方が多いです。
何か今後の新たな情報を待つということはせず、常に備えをしておいてください。
地震の防災は、とりあえず簡単に安価にできることから順にやるのがおすすめです。
無料でできる避難経路の確認や、家の中の備蓄品の確認から始め、次に足りないものを買ったり、さらには家具の転倒防止…という順でやると、無理なく始めることができます。
筆者の他の記事(下記の「関連記事」)にも、備蓄や家内のチェック方法がまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事
■【台風・地震対策】「後悔しない備蓄」とは?防災士が指摘する「やりがちなNG3つ」と今すぐやるべきこと
■防災士解説:片付いてない実家の危険性って?実家に帰省したら見るべき場所は??【能登半島地震から1年】
※筆者のプロフィールからフォロー(リンク先の「+」のボタン)していただくと、日々の天気や防災、テレビではなかなか話せない気象予報の裏側を書いた記事を逃さず読むことができます。
気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。
私のコメント : 令和7年1月14日、島根県 津和野町教育委員会 小杉紗友美 文化財係長と私は、対談した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明六社の偉業紹介 津和野町郷土館で企画展
2023/10/18 04:00
明六社の偉業紹介 津和野町郷土館で企画展 | 山陰中央新報デジタル
配信より
西周の顕微鏡など企画展の展示を紹介する小杉紗友美文化財係長=島根県津和野町森村、町郷土館
【津和野】島根県津和野町と岡山県津山市、大分県中津市が結ぶ「蘭学・洋学三津同盟」の一環で、
日本初の学術団体「明六社」の結成150周年に合わせた企画展が町郷土館(津和野町森村)で開かれている。
津和野出身の啓蒙(けいもう)思想家・西周や、福沢諭吉ら日本を代表する学者が集結した明六社の機関誌や
西洋の思想を取り入れ執筆・翻訳された書籍などが並び、郷土の偉人たちの業績を紹介している。11月5日まで。
3市町を巡る巡回展で、同館や津山洋学資料館、中津市歴史博物館などが所蔵する関連資料計32点を展示する。
明六社は1873(明治6)年に結成され、中心メンバー10人のうち5人が「三津」の出身。
津和野の西周や中津の福沢諭吉、津山の津田真道ら洋学者が集い、西洋文明を広めた。
展示では西周がオランダ留学の際に購入した顕微鏡や知識人が論争を繰り広げた学術雑誌「明六雑誌」、
福沢諭吉著「学問のすすめ」初版本も展示されている。
町教育委員会の小杉紗友美文化財係長(45)は「普段、津和野では見られないものもたくさんある。
この機会にぜひ見てほしい」と呼びかけた。
午前8時半~午後5時。火曜日休館。入館料は一般400円、中高生300円、小学生150円。町民は無料。
(藤本ちあき)
#地域ケアセンター#労働力不足#福祉支援対策費#慶應義塾大学産業連関分析#国家安全保障#外務委員長#日米の経済関係への影響#立教学院史資料センター#立教大学図書館利用支援課#大久保利謙文庫






















































