30日の判決で大阪高等裁判所の牧賢二裁判長は、文書の存否を答えた場合の影響について検討し、一連の問題で刑事告発された財務省の職員全員が2019年8月に不起訴になり捜査が終結したことをふまえ、「不開示の決定をした2021年の時点で、捜査に支障を及ぼすおそれがあるとはいえない」と指摘しました。そのうえで「財務省がどのような文書を任意提出したかが明らかになったとしても、それによって同種の事件に対する捜査機関の捜査方針や意図が明らかになるとはいえない」として、文書の存否も明らかにせず不開示とした決定は違法だと判断し、取り消しました。妻の雅子さん「国は上告せずに判決に従ってほしい」判決が言い渡されたあと、妻の雅子さんが俊夫さんの写真を抱えて報道陣の取材に応じ、「今までの苦労が報われて夫も喜んでいると思います」と話しました。その上で、「国は上告せずに判決に従ってほしい。改ざんを誰が決めて指示したのか、何のために改ざんしたのかを知りたいので、しっかり開示してほしい」と述べました。