米価高騰で田んぼオーナー制度に脚光 コメと引き換えに会費と農作業、島根の農村集落「うれしい悲鳴」 担い手不足、耕作放棄地拡大で定員増は難しく |
米価高騰で田んぼオーナー制度に脚光 コメと引き換えに会費と農作業、島根の農村集落「うれしい悲鳴」 担い手不足、耕作放棄地拡大で定員増は難しく
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米価高騰で田んぼオーナー制度に脚光 コメと引き換えに会費と農作業、島根の農村集落「うれしい悲鳴」 担い手不足、耕作放棄地拡大で定員増は難しく(山陰中央新報) - Yahoo!ニュース 配信より

今年、棚田オーナー制度を始める浜田市金城町小国地区の農家と交流する希望者ら=18日
米価の高騰が続く中で、都市部に住む人が中山間地域の水田で農作業に加わり、
収穫されたコメを受け取る「オーナー制度」への注目が高まっている。
島根県内では定員を増やしたり、新たに制度を始めたりした地域があり、
農家側は農地保全の大切さに関心を高めてもらえる機会と捉えている。
【グラフ】コメ価格に占める卸・小売りの割合3倍に 生産者の1.5倍と開き 島根3月時点
制度は、農村地域と都市部の住民の交流を通じ、
農村の活性化を図る取り組みで、1990年代前半、主に棚田を舞台に全国に広がった。
島根県内では、棚田で少なくとも5カ所がオーナー制度を設けている。
古くからのファンが利用するのに加えて、今年になって新たな申し込みが増えているという。
「うれしい悲鳴」と話すのは、邑南町で活動する上田・平佐棚田保存会の永井智行会長(59)。
例年は25組前後だが、今年は応募が増えたため、30組受け入れることにした。
9割が広島市の在住者。永井会長は「せっかくのご縁を大切にしたい」とし、秋においしいコメを届けたいと意気込む。
今年からオーナー制度を導入し、18日に希望者らとの交流会を開いた
浜田市金城町小国地区は、会費をもらう以外にも、草刈りなどの手伝いを3回したオーナーにもコメを渡す。
出雲市といった県東部からの申し込みがあった。
ただ、担い手の減少で農地維持が難しく、オーナーの受け入れを増やすことが難しい地域もある。
美しい景観の棚田で知られる雲南市大東町山王寺のオーナーは7組で、いずれも長年の継続者。
新規の申し込みが3組あったが断ったという。
山王寺本郷棚田実行委員会事務局の高木健次さん(73)は
「食の大切さを感じてもらうためにもできる範囲で続けていきたい」とするが、
限られた人員では、簡単には拡大とはいかない。
制度開始から28年になる先駆的存在の吉賀町白谷の大井谷地区でもピークでは
30組以上あったが現在は10組前後を受け入れるのが現実的だという。
助はんどうの会の村上一郎事務局長(66)は
「農家は高齢化した。理想は若い後継者に取り組みがつながることだったが現体制では増やすことは難しい」
と、消費者の動向にすぐには反応できないもどかしさを話した。
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