【変わる保育所】保育士不足が止まらぬ中…ICT化で時代と共に変わる現場は? |
【変わる保育所】保育士不足が止まらぬ中…ICT化で時代と共に変わる現場は?
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【変わる保育所】保育士不足が止まらぬ中…ICT化で時代と共に変わる現場は?(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース
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日本では様々な分野で人材不足が深刻で、保育士の不足も長年の課題です。保育については大変だといったマイナスイメージもある中、ICT化などで変わってきた保育の現場を取材しました。
■保育士の現場の魅力は?
都内の保育園で幼児クラスの担任として働く保育士、柳井美里さん。常に周りに子どもたちが集まる人気の保育士です。保育士の仕事について聞いてみると。 「この間までイヤイヤしてたのに、自分で服が着られるようになったね、トイレに行けるようになったねってすごい成長が見えるので、そういうところはすごいやりがいを感じます」 柳井さんは現在保育士になって6年目。実は、保育士になる前は科学館で働いていて、子どもを含めた来場者の案内などをしていましたが、転職し保育士となったといいます。 「子供が好きっていうのが一番なんですけど、働いている中で、来てくれた方と話して、私が伝えたことがその後どうなっていくのかなというのに興味があって、一期一会の関係だけじゃなくて、継続して子どもたちの成長を隣で見守っていきたいなと思って、保育士になりました」 「前職と比べてもこのお仕事(保育士)が楽しいなと。前職は前職ですごくやりがいはあったんですけど、やっぱりここは全く飽きない。本当に新しいことが毎日あって、悩むことももちろんあるんですけど、それも職員と相談しながら、どうしようね、困ったねって笑い合いながら何か助け合えている。本当に魅力的」
■止まらない保育士不足・・・課題は保育士の魅力を伝えること
一方で、保育士の有効求人倍率は3.78倍(今年1月時点)。全職種平均の1.34倍と比べても、非常に多くの求人が出されていて、保育士不足は深刻です。 国の調査によると、保育士を養成する大学や短大など指定保育士養成施設の入学者数も減り続け、2021年度は4万1082人でしたが、2022年度は3万8597人と約2500人減っています。 こども家庭庁の保育人材の確保に関する懇談会では、参加した有識者から、養成校の志望者の減少について、「保護者や先生の保育の仕事へのマイナスイメージがあると思う」「保護者、家族も含めたところにまで魅力を発信していく必要がある」「給与の話や、仕事量が多い、労働時間が長いなどの意見も。保護者や進路指導者に対する正確な情報の発信も大事」などの意見が出され、学生だけでなく、その周りの人たちの保育へのマイナスイメージをどう払拭していくかが課題です。
■実際の状況は?進むICT化など変わる保育現場
柳井さんが勤務する保育園の園長は、学生の保護者世代がイメージするような昔の保育現場とは違い、現在の保育現場には変化が見られているといいます。 「私が初めて保育士になったころは、まだまだICT化が進んでいなかったので、全てが紙ベースで時間もかかったし、本当に夜遅くなることもしょっちゅうありました。ただ、今ICT化がこれだけ進んでくると、本当にどんどんどんどん早く仕事が進むようになってきている」 外遊びに出かけるときにはスマートフォンを使い、外出時と到着時などに、子どもたちがいるかどうか1人ずつ名前を呼んで確認し、チェックしていく様子も取材時に見られました。 柳井さんは、「お散歩の道中はぐれずに来られたかを確認していました」「子どもは予期せぬ形で、どこかにいってしまうこともあるので。人数を確認する意識はもちろんあるんですけど、やっぱりもれてしまうことも、人だからあるかなと思うので、こういうもので名前を一人ずつ呼んで確認できるので、助かっています」 園長は、「やはり命を守る仕事なので、とても大変なことは大変。でも(ICT化により)削減できるところ、ちょっと安心に繋がるところというのは、私が本当に昔保育士になった頃に比べればどんどん増えてきていると思います。」「例えば、乳児保育で午睡(注:昼寝)対応というものがあるんですが、子供の心臓が止まってないか、息が止まってないかを(ICT化により)きちんと時間単位で把握することもできます」
また、園で過ごしている子どもたちの様子を保護者に写真を送ることができるアプリなども活用し、保護者が迎えに来る前にその日の子どもたちの様子を確認できるようにすることで、業務負担の軽減とともに、保育士の保護者との関わり方にもメリットがあるといいます。
■徐々に変わる保育士の現場 国の施策は? こども家庭庁は、保育人材の確保のため、保育に関する計画や記録、保護者との連絡、子どもの登降園管理などの業務のうち必要なシステムの導入費用を支援するなど、保育現場のICTの導入を推進しています。 また、保育士らの人件費を5.3%引き上げる処遇改善などの動きもあります。変化する保育現場を正確に捉えてもらうことで、人材確保につなげる一方、こども家庭庁の懇談会では、残業の見直しや保育士の配置基準の見直しが必要といった意見もありました。 国には、保育現場を働きやすい環境にするためのさらなる施策も求められています。
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