高市首相、イタリアのメローニ首相と会談 重要鉱物や宇宙技術で協力 |
高市首相、イタリアのメローニ首相と会談 重要鉱物や宇宙技術で協力
(更新) 日本経済新聞 配信より
高市首相、イタリアのメローニ首相と会談 重要鉱物や宇宙技術で協力 - 日本経済新聞 配信より
高市早苗首相は16日、首相官邸でイタリアのメローニ首相と会談した。重要鉱物のサプライチェーン(供給網)の構築や宇宙分野の技術向上での協力に合意した。力による現状変更に反対し、法の支配の重要性を訴えた。

高市首相は会談後の共同記者発表で「国際社会が複合的な危機に直面して、インド太平洋地域をとりまく戦略環境がますます厳しさを増している」と述べた。「同志国の緊密な連携がかつてなく重要だ」と語った。
イタリアとの関係を「特別な戦略的パートナーシップ」に格上げし、両国関係のさらなる高みを目指すと強調した。
重要鉱物の供給網の強靱(きょうじん)化を両国で進めることが急務であるとの認識で一致した。中国はレアアース(希土類)の対日輸出をめぐり圧力を強めている。
エネルギー資源の供給体制も強化する。高市首相は2025年に交わした協力覚書に基づき「有事の際の液化天然ガス(LNG)融通に関する協力を進める」と明言した。

宇宙開発の技術協力に向けた協議の枠組みを新設する方針を表明した。人工衛星や宇宙ごみの除去などで双方の技術を共有する。宇宙開発は米中が主導権を争う。米国を中心とした開発に関わる日伊が連携を深め、技術力の向上をめざす。
安全保障もテーマになった。英国を含め3カ国で進める次期戦闘機の開発計画「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」などについて協議した。米国のF35など最新鋭の戦闘機を上回る能力をもつ第6世代機として、35年までの配備をめざす。
「法の支配に基づく国際秩序の保護と世界の平和」を盛り込んだ共同声明を発表した。ウクライナやインド太平洋の地域情勢を協議し、力による一方的な現状変更の試みに強く反対すると記した。
かつて自由と民主主義の旗振り役だった米国は、トランプ大統領のもとで国際協調を軽視する。ベネズエラ攻撃など力による外交を進めようとする。
極右政党出身のメローニ氏は首相就任後、現実的な外交・安保政策に転じた。保守色が強いとみられていた高市氏も靖国神社への参拝を控えるなど周辺国との協調を重視する。両氏が歩調を合わせ国際秩序の安定を目指す。
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